検証ポリシー
本記事では、事前に公開した「エントリー・利確・損切り」ルールに基づき、以下の基準で判定します。
- 利確到達:勝ち
- 損切り到達:負け
- 未到達:引き分け(勝率母数から除外)
本検証は事前に定義した価格到達ベースで判定しています。
値動きの過程で含み益・含み損が発生しても、設定価格へ到達しない限り【未到達】とします。
参考データとして、エントリー価格を基準とした当日の最大上昇率・最大下落率を併記します。
最大上昇率 =(当日高値 − エントリー)÷ エントリー
最大下落率 =(当日安値 − エントリー)÷ エントリー
本命4銘柄の検証結果
アドバンテスト (6857) | 【未到達】
- 分析: 寄り後26,500円を上回りエントリー水準到達。前場から段階的に上昇し、高値28,615円まで到達したが、利確水準28,800〜29,200円にはわずかに届かず。一方、安値は26,610円で損切り水準25,400円には到達せず。
- 最大値動き(エントリー基準):
上昇:+7.98%
下落:+0.41%(含み損未発生) - 状況: 終日バンド上限沿いの強い推移。明確な失速は見られず高値圏維持型。ただし目標値目前で伸び切らず。
- 改善: 「高値手前での失速」リスクを考慮し、目標レンジ下限での分割利確を検討余地あり。強い日は“届かず失速”パターン対策を設計。
スクリーンHD (7735) | 【勝ち】
- 分析: 寄り後21,500円を上回りエントリー水準到達。前場に高値23,680円まで上昇し、利確水準22,400円を明確に達成。安値22,615円で損切り水準20,900円には到達せず。
- 最大値動き(エントリー基準):
上昇:+10.14%
下落:+5.19%(含み損未発生) - 状況: 前場主導で一気に高値更新。その後は高値圏揉み合いからやや調整。典型的な半導体主導の初動加速型。
- 改善: 急伸銘柄は利確達成後も伸びやすいが、ルール優先で問題なし。強地合い日は利確幅再設計も検討。
川崎汽船 (9107) | 【未到達】
- 分析: 寄り後2,420円を上回りエントリー水準到達。高値2,449円まで上昇するも、利確水準2,550円には未到達。安値2,410円で損切り水準2,330円にも未到達。
- 最大値動き(エントリー基準):
上昇:+1.20%
下落:-0.41% - 状況: 前場にかけて高値更新を試すも伸び切れず、後場は緩やかな失速。ブレイク未遂型。
- 改善: 高値ブレイク型は「直近高値明確突破+出来高増加」確認を強化。未突破時は早期見切りも検討。
日本製鋼所 (5631) | 【未到達】
- 分析: 寄り後9,600円を上回りエントリー水準到達。高値9,897円まで上昇したが、利確水準10,400円には未到達。安値9,495円で損切り水準9,300円にも未到達。
- 最大値動き(エントリー基準):
上昇:+3.09%
下落:-1.09% - 状況: 急伸後に失速。高値圏維持できず徐々に押し戻される展開。2段目上昇は発生せず。
- 改善: 「前場高値形成後の失速」パターンが顕著。前場高値圏での滞留時間を観察し、伸び鈍化で利益確定判断を早める設計。
本命4銘柄:検証まとめ
| 項目 | 件数 / 数値 |
|---|---|
| 利確 | 1件 |
| 損切り | 0件 |
| 未到達 | 3件 |
| 勝率 | 100.0% (1戦中1勝 ※未到達除外) |
選外12銘柄の結果(終値ベース)
本命から外した12銘柄の騰落状況です。
【騰落内訳】 上昇:4 / 下落:8
| 銘柄名 | 騰落率(%) |
|---|---|
| 1812 鹿島建設 | -0.95 |
| 2737 トーメンデバイス | +1.16 |
| 4617 中国塗料 | -0.76 |
| 5021 コスモエネルギー | -1.60 |
| 6856 堀場製作所 | +2.00 |
| 7013 IHI | -2.98 |
| 7202 いすゞ自動車 | +1.59 |
| 8725 MS & ADインシュアランス | +0.12 |
| 9101 日本郵船 | -0.10 |
| 9505 北陸電力 | -1.47 |
| 9532 大阪ガス | -0.11 |
| 9503 関西電力 | -0.25 |
全体総評
- テーマ選別: 半導体関連の強さが際立ち、選別精度は高水準。
- 共通パターン: 「前場高値形成 → 後場失速」。
- 改善方向: 前場主導型相場では「高値圏滞留時間」を利確判断材料に組み込むことでR向上余地あり。
- 総括: 選定精度は高いが、目標値設計がやや強気寄り。強地合い時の“届かず失速”対策が次の課題。
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